今回は動画に使用する魅力的なエフェクト動画の作成方法を画像付きで解説します。
レトロな雰囲気のモノクロフィルム加工方法を解説します。
今では見かけない白黒動画ですが、だからこそレトロな雰囲気を演出するには効果的です。
まるで50年前のブラウン管から放送されている様な効果で現在の綺麗でクオリティーの高い動画を編集することが出来ます。
あなた自身のYoutube動画や思い出の動画をレトロなモノクロ効果で盛り上げましょう。
画像テキストでの解説になります。
動画での解説を見てみたい方はこちらからどうぞ↓
疑問点や質問がありましたら是非コメントで教えてください、あなたが悩まれている点を解消しましょう!
table
エフェクトとは?
エフェクト とは、英語で「効果」「影響」「結果」の意味です。 元からあるものに対して加工を加える、もしくは加えた場合などに使われます。
基本的には「映像」や「音声」を加工する場合に用いられるのが一般的です。
エフェクトには数えきれない程の種類があり、使用用途に分けて活用しましょう。
STEP.1使用するエフェクトの名前は?
今回、「レトロなモノクロフィルム効果」は[Lumetriカラー][ノイズ][ブラー(ガウス)][ポスタリゼーション時間]というエフェクトを使用します
エフェクトはどこにあるの?
[After Effects]内の「エフェクト&プリセット」バーにある検索窓でエフェクト名を検索してください。
STEP.2動画素材をコンポジションに配置します。
動画や静止画などの素材をコンポジションに配置する方法はこちらで解説しています。
[After Effects]素材を読み込む
STEP.3動画の解像度を荒くする
動画素材を配置しましたら、次は動画の解像度を荒く(下げ)ます。
動画をプリコンポーズする
プリコンポーズ名はご自由に変更してください。
今回は「test1」とします。
コンポジションを開いたら、動画のスケールを「10%」に変更します。
このスケールの値はお好みでいくつでも構いません。10%だと10分の1の解像度に、25%だと4分の1の解像度になります。
画像参照:動画スケールを10%にするとこのような画面になります。
すごく小さいです…プリコンポジション「test01」内の動画スケールを10%にしたことでメインコンポジションで拡大すると自然に解像度は下がり。動画を荒くするという目的が達成できました。動画スケールの変更方法は
画像参照:素材下に表示しているスケールが10%になっていることが解ります。
この数値に関しては好みに別れるので完成後、変更もできます。
元のコンポジションに戻り、「Low Material」レイヤーのスケールを「1010%」に変更します。
STEP.4画質の調整
調整レイヤーを作成し、エフェクト「Lumetriカラー」を適用。値の「クリエイティブ」の中にある「Look」の項目を「SL NOIR LDR」に変更します。
調整レイヤーは[After Effects]→[レイヤー]→[新規]→[調整レイヤー]で作成することが出来ます。
調整レイヤーって?
「調整レイヤー」とは、調整レイヤーで設定したエフェクトを、調整レイヤーより下にあるすべてのレイヤーに反映させることができるレイヤーです。
編集する場合素材が多いときに便利な機能です。1つ1つ編集する事無く時間短縮にもなります。
STEP.5さらに調整レイヤーにエフェクトを追加
エフェクトの「ノイズ」、「ブラー(ガウス)」、「ポスタリゼーション時間」を適用します。
「ノイズ」「ブラー(ガウス)」で画質の粗さとぼかし具合を、「ポスタリゼーション時間」でフレームレートを下げています。
STEP.6画面のブレを再現
先ほど作成したコンポジション「test01」の「位置」に次のエクスプレッションを書きます。
「位置」のエクスプレッション
wiggle(8,5)
エクスプレッションってなに?
エクスプレッションとはアニメーションを作成するときキーフレームを打って動きを付けていくのではなく、言語で制御できるという機能です。
言語によって動画エフェクトを実行する少し高度なスキルですね!
しかしこのエクスプレッションをマスターできれば作業スピードのUPと効率のUPが出来るので是非覚えておきましょう。
STEP.6さらにノイズや質感を作り込みたい方へ
さらに質感や雰囲気を出したい方は今まで説明した方法に付け加えて更に加工する事も勿論可能です。
自分が満足いくまで作り込んでみてください!
私は昔のビデオにありがちな横線のノイズを追加してみました。
方法は簡単でノイズ動画を作成して今編集している動画に被せるだけ